新年のご挨拶

 新しい一年がめぐってまいりました。
 皆様方には、それぞれ清々しい新年をお迎えのことと存じます。
 波乱続きの平成二十一年が終わり、新しい年明けを迎えて、私も心機一転再出発を期したいと思います。

 昨年八月の総選挙における我自民党の大敗と共に私も四期目の挑戦でしたが、無念な結果となってしまいました。一昨年の秋からの解散風の予想の中、丁度一年に及ぶ選挙体制を維持しながらの長い闘いは厳しいものでした。
 惨敗し、民主党の新政権がスタートした今でも、我党の政策は間違っていなかったと思っています。 いわば党運営、内閣のガバナンス、広報のまずさ、そういう点にNOを出されたのだと思います。
 麻生内閣の主張である、まずは景気回復、その為の大型補正予算、景気を回復軌道に乗せた後の消費税率アップにより財源を確保した上での安心な医療・介護・年金の社会保障制度の確立、日米安保体制を基軸とした外交、安全保障体制の構築、改正教育基本法に基づく自分の国を素晴らしいと思える逞しい子ども達を育てる教育、地球温暖化に配慮した日本の先端技術を生かした具体的な環境政策等々、党内で必死の議論を積み上げた出来得る限りの補正予算を提示しての戦いでした。 しかし、政権交代という四文字の嵐に吹き飛ばされてしまいました。
 
 民主党のマニフェストの中身であるこども手当、高速道路料金無料化、ガソリンの暫定税率廃止といったサービス満載の公約に、国民の皆様が反応したのも事実ですが、それが一番の理由ではなく、やはり一度自民党政権を変えたいという実体のつかめない漠とした不満、反マンネリ感、見苦しい党内抗争に一度お灸を据えるといった要素が大きかったと思います。 多くの国民が、民主党の公約実現には半信半疑で、その上で民主党に投票したのでしょう。 私達は、サービス満載のそんな財源はどこにあるのかと言い続けて選挙を戦いましたが、新政権はその財源探しの為にテレビ中継を入れたパフォーマンス先行の事業仕分けをしましたが、結局私達の指摘通り、大きく無駄を見つけることは出来ず、目玉公約を実現させたのは唯一子ども手当だけでした。 それも今迄の児童手当制度を残して、地方負担を強いた形での半分の額の実現でした。
 小沢さんがいみじくも言っています、「国民が望んでいないのだから、公約のその他のものが実現しなくても、それは許される」と。
 とんでもない話で全くお話になりませんが、しかし現実に小沢さんにそう言わしめる雰囲気があることも又事実です。
 マスコミが鳩山政権を公約違反だと言って激しく攻めたてる姿も余り見えませんし、鳩山総理の政治資金問題、沖縄の基地問題を始めとする外交・防衛関係の先の見えない不手際等についても徹底した批判がされていません。 やはりマスコミの多くは民主党応援団の立場だったと言われても仕方ないでしょう。
 又、政府批判の先兵に立つべき自民党の論調も元気がないのも事実で、通常国会開会と同時に堂々とした批判を期待しています。
 民主党政権がかなり混乱して、迷走し出している姿が見えますが、それ程大きな批判の嵐にならないのは、民主党政権がこうなることは分かった上で、あえて政権交代という選択を国民の皆様がしたからでしょう。
 自民党には、一度野党をしっかりと経験して顔を洗って出直してこいということなのだろうと私なりに解釈しています。
 しかし、そうであったならばそれは、少し安易に過ぎたのではないかと思っています。失う代償が大き過ぎます。 それはこれから見えてくる民主党という政党が抱えているその本質と体質の怖さに全く考慮されていない選択だったからです。 これから連立政権が用意している様々な国家解体法案ともいうべき、外国人参政権賦与法案、人権擁護法案、夫婦別姓法案、戸籍制度廃止、靖国神社代替施設、1000万人移民政策等々、続々と用意されています。 日本の伝統、文化や習慣、社会秩序、日本人の国民性、国柄、そういった大事なものを徐々に虫喰んでゆく法案です。 こういった法案を次々と用意している民主党という政党の実体をほとんどの国民の皆様は知らされていないのです。 日本のジャーナリズムの異様さを思います。

 自民党が批判を受け惨敗したのは事実であり、反省すべきことはあり過ぎる位ありますが、日本という国を愛し、日本人の素晴らしさや国益を守るという一点を基本においている政党というところは譲れない点です。
 誇りある伝統や文化を有し、社会秩序もまだしっかり保たれ、大きな経済力を有し、誠実で勤勉でやさしい国民性を持つ日本人、こうした総合力としての日本の美点を、一個人の権利や利益を最優先させ、先鋭化させる政策を次々と打ち出し国全体としてのバランス感覚を欠いている政党に日本の将来を任せ続ける訳にはいかないのです。 何としても自民党が再び政権を奪回しなくてはなりません。
 当面の目標は、何といっても参議院選に勝利することです。 その為に、私も全力でお手伝いしたいと思っています。
 厳しい一年になりそうですが、政治家になった原点に還って、保守としての政治理念にこだわり、地域と日本のために地道な努力を続けてゆきたいと思っています。

 今年一年もどうぞよろしくご支援くださいますようお願い申し上げます。

  2010年元旦
西川 京子

       
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