「YouTubeを始めたいけど、失敗したくない…」
「最初に設定を間違えると、後で取り返しがつかないって本当?」
YouTubeは誰でも無料で始められますが、実は「作成時」に押さえておくべき重要な注意点がいくつか存在します。ここを無視してスタートすると、「本名がバレてしまった」「収益化できないチャンネルになってしまった」といった取り返しのつかない事態になりかねません。
この記事では、プロのWebマーケターが、YouTubeチャンネルを作成する際に絶対に守るべき5つの注意点と、成功確率を高めるための初期設定を徹底解説します。
1. 【最重要】「ブランドアカウント」で作成すること
初心者が最もやりがちな致命的なミス、それが「デフォルトのGoogleアカウント(個人アカウント)でチャンネルを作ってしまうこと」です。
YouTubeには、大きく分けて2種類のアカウントタイプが存在します。
- 個人アカウント(デフォルト):Googleアカウントの名前(本名)がそのままチャンネル名になる。複数人での管理ができない。
- ブランドアカウント(推奨):好きなチャンネル名を付けられる。プライバシーが守られ、将来的に編集者などと共同管理ができる。
なぜブランドアカウント一択なのか?
個人アカウントで始めてしまうと、Googleのメール送信名や他のGoogleサービスでの表示名とYouTubeチャンネル名が連動してしまいます。つまり、本名バレのリスクが高まるということです。
また、将来チャンネルが大きくなって「編集を外注したい」となった際、個人アカウントではGoogleのログインパスワードを他人に教える必要がありますが、ブランドアカウントなら「権限付与」だけで安全に運用できます。
チャンネル作成時は、必ず「新しいチャンネルを作成」のリンクから進み、ブランドアカウントとして開設してください。
2. 著作権とコミュニティガイドラインを「始める前」に知る
「知らなかった」では済まされないのが、YouTubeのルールです。苦労して動画を作っても、ルール違反があれば一発で削除、最悪の場合はチャンネルBAN(永久停止)もあり得ます。
BGMと画像の権利関係
ネット上の画像を勝手に使ったり、好きなJ-POPをBGMにするのはNGです。
- BGM:「YouTubeオーディオライブラリ(無料)」や「Artlist」「Epidemic Sound」などの商用利用可能なサイトを使う。
- 画像:フリー素材サイトを使うか、自分で撮影したものを使う。アニメやテレビの切り抜きは、「引用」の要件を満たさない限り著作権侵害になります。
「再利用されたコンテンツ」に注意
最近特に厳しいのがこれです。TikTokの動画をそのまま転載したり、AIの合成音声とフリー素材のスライドショーだけで構成された「オリジナリティのない動画」は、再生数が伸びても収益化審査に落ちる可能性が極めて高いです。
必ず「独自の付加価値」や「あなた自身の視点・編集」を加えるよう意識してください。
3. チャンネルの「ジャンル」と「コンセプト」を絞り込む
「とりあえず、日常の風景と、ゲーム実況と、料理を載せよう!」
これは絶対に失敗するパターンです。初期のYouTubeチャンネルにおいて、「雑記ブログ」のような運用は通用しません。
専門性がなければ登録者は増えない
視聴者がチャンネル登録をする理由は、「このチャンネルを見れば〇〇の情報が得られる」という期待があるからです。
ジャンルがバラバラだと、料理目当てで登録した人はゲーム実況の通知が来ても見ません。結果、クリック率が下がり、YouTubeからの評価が落ちてしまいます。
- NG例:私の日常チャンネル
- OK例:都内の一人暮らしOLが10分で作る節約弁当チャンネル
このように、「誰に」「何を」届けるかを明確にし、ジャンルを一点突破で絞り込むことが最短での成長ルートです。
4. スマホ認証(電話番号確認)を必ず済ませる
チャンネルを作ったら、動画を投稿する前に必ず「電話番号認証(中級者向け機能の解禁)」を行ってください。
これをやらないと、YouTube運用の要(かなめ)である以下の機能が使えません。
- カスタムサムネイルの設定:動画の表紙画像を自由に設定できる機能。これがないとクリック率は上がりません。
- 15分を超える動画の投稿:長尺動画が出せません。
- ライブ配信機能:生放送ができません。
設定画面の「チャンネル」→「機能の利用資格」から簡単に申請できます。これはSEO対策以前の「スタートライン」の設定ですので、忘れずに行いましょう。
5. 最初から「完璧」を目指しすぎない
最後の注意点は、マインドセット(心構え)についてです。
多くの人が「最高の機材を揃えて、プロのような編集ができるようになってから投稿しよう」と考え、準備に時間をかけすぎた結果、1本も投稿せずに挫折します。
最初の10本は「練習」と割り切る
残酷な現実ですが、最初の動画はほとんど誰にも見られません。検索にも引っかかりませんし、関連動画にも出ません。
だからこそ、最初から100点を目指す必要はないのです。スマホ撮影・スマホ編集でも構いません。
「まずは投稿する → データを見る → 改善する」
このサイクルを回せる人だけが、YouTubeで生き残れます。高価なカメラを買うのは、チャンネル登録者が1,000人を超えてからでも遅くありません。
まとめ:正しい初期設定が未来の自分を助ける
YouTubeチャンネル作成時の重要な注意点を解説しました。
- アカウント:必ず「ブランドアカウント」で作成し、プライバシーを守る。
- 権利関係:著作権フリーの素材を使い、健全な運営を心がける。
- コンセプト:「何でも屋」にならず、特定のジャンルに特化する。
- 機能制限:電話番号認証を行い、サムネイル変更などの機能を解放する。
- マインド:完璧主義を捨てて、まずは1本目を投稿する。
YouTubeは「積み上げ型」の資産です。最初に土台(設定やコンセプト)をしっかり作っておけば、あとはコツコツと動画を積み上げるだけで、確実に見る人は増えていきます。
恐れることはありません。注意点を押さえたら、早速あなただけのチャンネルを開設して、世界への発信を始めましょう!

